« はやく戻ってきてくれ〜 - 新光自動車のフォトダイアリー | トップページ | 二科千葉支部展とキッチン・ユウとブーランジェリー・ジョー »

2018年6月15日 (金)

ファミリーアニメの新たな範型への試みかヒナまつり第10話を見て思うことその6

家族分裂時代の新ファミリーアニメか
かつてファミリーアニメは家族団欒のツールであった。そしてその方法論は、あたかもベン図の重なり合う部分のように、しばしば多世代である家族成員の共通の関心ある事象に訴えて視聴者を引きつけるものであったろう。それは家族全員が共通の料理を口にし、主に全員が話題を共有して会話するのに相似ているといっても良いだろう。
しかし、今日その家族団欒の様相は大きく変わりつつある。その最も極端な様相は、家族が一つの食卓を囲みながら、世代ごとに、更には全員が全く別の料理を食べていることがあるという例に端的に表れている。
多世代大家族が原子崩壊して核家族化した、その後の核家族という原子核自体の崩壊乃至は分裂が少なくとも一定の範囲で進行中だと伝えられる。ただし無秩序な爆発的崩壊と秩序づけられた分裂は同じではない。そしてその再分裂再崩壊の影響は家族生活への様な影響として反映されている。
しかしてこれは近代以降の社会変動の不可避の帰結とも言える。かつて柳田國男はその影響を食生活の変化に見たのだが、今日それはゴールデンアワーのテレビ番組の視聴の内実にも現れるのだろう。
子供からお年寄りまで楽しめる。それは子供とお年寄りの共通の関心に応えるだけでなく、全く同時にそれぞれ世代年代固有の関心に対応する。今回のヒナまつりから析出される、今回指摘したようなことはそうした時代の申し子ではないのか。
では、子供でもお年寄りでもない世代にはどうか。別稿を期したい。

« はやく戻ってきてくれ〜 - 新光自動車のフォトダイアリー | トップページ | 二科千葉支部展とキッチン・ユウとブーランジェリー・ジョー »